肥満と体温の意外な関係が明らかに

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肥満の原因の1つは体温とその寒さへの反応を制御する遺伝子の働きにおける異常である可能性があると、スペインにあるサンティアゴ・デ・コンポステーラ大学のアルフォンソ・レイムンデス氏とそのチームが明らかにした。論文は科学誌『Journal of Neuroscience』に掲載された。

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チームはラットの体温を調整する遺伝子の除去もしくは操作をすれば何が起きるかを実験。なお、これらの遺伝子は人間の遺伝子とほぼ同一のものだ。

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研究チームは、操作の結果、寒くなるとラットは大量のエネルギーを失うと仮定していた。

しかし、遺伝子操作は奇妙な方向でラットの食欲に影響。寒くなるとラットは不眠症になり、常に食べることでそれを紛らわそうとした結果、急速に体重が増加し、肥満が進行した。

研究チームが仮定するところ、「体温」遺伝子の突然変異が起きると多くの人において同様に肥満が進行する可能性がある。

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