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プーチン大統領は、「生産を加速し、価格について合意できたことは非常に重要だ」と述べ、供給を促進する決定はトルコ政府のイニシアチブで良好に行われたと強調した。
また、プーチン大統領は、トルコ政府との軍事技術協力の優先事項を確定し、今日、S-400の協同生産を行う上で両国間にはいかなる障害も存在しないとも述べた。
4日、プーチン大統領は、トルコのエルドアン大統領と首都アンカラで会談を行った。その席で両国首脳は、アックユ原発の建設や貿易関係、シリア紛争、また、軍事技術分野での協力について検討した。
トリウームフ(S-400)はロシアの次世代型超長距離地対空ミサイル。政治、経済、軍事上の最重要拠点を敵の航空機、戦略巡行ミサイル、戦術弾道ミサイル、中距離弾道ミサイルから防衛するために開発され、世界中で大きな注目を集めている。そのトルコへの供給合意には米国が過剰な反応を見せ、妨害を試みていた。また昨秋10月、サウジアラビアのサルマン国王がロシアを突然訪問し、S-400の4基購入を申し入れたとのリーク報道がなされ、これに米国が直ちに大きな懸念を示している。