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シェルバコワはメドベージェワ、ザギトワを育てたエテリ・トゥトゥベリッゼ監督の門下生でついこの3月28日に14歳になったばかり。シェルバコワは昨夏の怪我でシーズンの大半を休場したが、1年前にはすでに見事なジャンプ力で注目を集め始めており、1年前に撮られた動画には4回転ルッツと3回転トーループのコンビネーションに成功していたことが分かっている。
トゥトゥベリッゼ監督の門下でもう1人注目を集めているのがアレクサンドラ・トゥルソワ(13)。トゥルソワは今年3月女子フィギュア史上初めて4回転ルッツを跳び、同じく3月、ソフィアで開催の世界ジュニア選手権で優勝。1つのプログラムで4回転サルコー、トーループを成功させて、世界を驚かせた。
ルッツジャンは助走のときに体にかかっている回転の力の方向と空中での回転方向が逆になるため、ジャンフィギュアの技のなかでもアクセルに続いて2番目に難しいとされている。1913年にオーストリアのアロイス・ルッツが初めて跳んだことから命名された。
トゥルソワの前に女子で4回転ジャンプをはじめて、そして世界で唯一成功させていたのが日本の安藤美姫だった。安藤選手は2002年から2003年のシーズンのジュニア・グランプリのファイナルで4回転サルコーを跳び、世界を驚愕させている。 成長とともに体重が増せば、回転数が多く、高さが要求されるジャンプはどうしても跳びづらくなる。このためジャンプの記録更新はジュニアに傾く傾向がある。
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