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日本の学者らによると、O型は他の血液型よりも血が固まりにくいため、大量出血する可能性が高いという。なお世界の人口の約33%がO型だ。
通信社スプートニクは今回の研究結果について、モスクワにあるロシア最大の血液センターに問い合わせた。医学博士のアミン・アリモフ氏は、同センターでは日本の学者たちが行った研究の詳細をまだ把握していないが、同センターではこの分野について特別な研究が行われていないため、日本の学者たちの研究結果は有益である可能性があると指摘し、次のように語った-
「同センターの専門家たちは、外科医が行うように患者を入院から退院まで観察していない。もしかしたらこれが理由で私はO型あるいは別の血液型の肯定的または否定的側面を確実に判断できないのかもしれない。しかし医療現場で我々は常に一つの明確な傾向を目にしている。それは、多くの場合、死はけがの重さに関係しており、死を防ぐために手術中にはしばしば患者への輸血が必要とされるということだ。我々のセンターでは輸血を成功させるためにあらゆることが行われている。必要な血液型とRh因子の血液が準備される。だが今は血液型とRh因子が考慮されるだけではない。血液は、さらに10種類の血液型抗原によって選ばれる。これは輸血後に合併症が起こらないようにするために必要不可欠だ。最大のリスクは、輸血に対する免疫反応が異なることだ。また医師らのあらゆる努力にもかかわらず合併症が起こる可能性もある。時には手術から長時間経過した後に起こることもある。すべてはけがの性質と、すでに存在する慢性疾患に関係している」。
なお、すぐれた血液型というのはあるのだろうか?答えは、イエス。例えばO型の人は万能なドナーであり、緊急事態に誰かの命を救うことができる。なぜならO型の血液は、ほぼすべての人に輸血できるからだ。さらにO型の人々には通常、免疫に関する問題もないと考えられている。