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一部のサンプルからは、有機塩素化合物と並んでサリンの分解物が発見されている。
爆発後に地面に残った痕跡の特徴も、これが挑発行為であったことの証拠となっている。
露国防省の代表者は、「爆発の跡は、地上に配置された爆発装置が爆発した結果、形成されたものであり、航空機から投下された航空爆弾の爆発によるものではない。『調査』の完了までに、この痕跡には早急にセメントが注入された」と述べた。
キリロフ司令官は、特別な疑惑を呼び起こすのが、呼吸器官や皮膚を保護する特別な手段を持たない人々が映っている映像資料や動画だと指摘。
化学弾薬が炸裂する際、爆発の跡の内部とその近くでは濃度が致死性となり、ごく近いところにいる人々は全員、必然的に物質による被害を受けるはずだと、キリロフ司令官は強調した。
同省では、化学兵器禁止機関(OPCW)の調査団が調査基準を無視しており、このことがデータの歪曲を招いたと述べている。
シリア反体制勢力は4月4日、イドリブ県カーン・シェイクンで化学兵器が用いられ、80人が死亡、200人が犠牲となったことを明らかにした。
米国は入念な調査への呼びかけに耳を傾けず、7日にかけての深夜、シャイラト基地に向けて59発のミサイルを発射した。米国はこれを攻撃とみなしている。
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