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英オックスフォード大学のアンダース・サンドバーグ氏は、「他の研究者は、宇宙に生命が発生するのは極めて稀であるがゆえに我々は地球外生命体を見つけることができないとしている。かくのごとき説明は大変おかしく、時として非現実的でもある」と述べた。
半世紀以上前には、米国の天文学者フランク・ジャイク氏が地球外生命体の発見の可能性を評価しようと試み、銀河系に接触を図ることができる文明がどれほど存在するかを計算する公式を考案した。
ジェイク氏の公式は、その可能性が極めて高いことを導き出した。それを受け物理学者のエンリコ・フェルミは、「地球のような惑星が多数存在するならば、我々はなぜ手掛かりを見つけられないのだ」という「フェルミのパラドックス」を打ち立てた。
研究者たちは、多くの手段を用いてこのパラドックスを解明しようと試みた。最も有名なものが「レアアース仮説」。この仮説の核心は「生命の発生には地球と全く同じ条件が必要である」ということだ。
また、地球外生命体と接触を図ることができないのは、銀河系内の文明は短期間で滅んでしまうか、我々人類から積極的に身を隠そうとしているからであるとする天文学者もいる。
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