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ソーントン氏は7月中に退職する。ニューヨーク・タイムズ紙が報じるところ、ナウアート報道官は「国務省での25年間の彼女の働きに感謝している」と語った。
今年退職する国務省職員はソーントン氏が1人目ではない。5月にはイラン核合意の立役者の一人、リチャード・ジョンソン氏が、合意脱退におけるトランプ米大統領を受けて退職した。3月にはティラーソン前国務長官が外交問題でのトランプ氏と意見の相違から退職。国務長官の座はポンペオ前CIA長官が継いだ。
去年、ソーントン氏は国務次官補に指名されていたが、上院は承認しなかった。当時首席戦略官を務めていたスティーブン・バノン氏は、ソーントン氏が中国に対して余りに穏健だと指摘。ソーントン氏は国務省で中国や北朝鮮を含む東南アジアに詳しい指折りの専門家だったという。