「まんが王国」、コンテスト参加者に賞を準備

CC0 / Pixabay/TaniaVdB / Художник рисует персонаж японского комикса
Художник рисует персонаж японского комикса - Sputnik 日本
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鳥取県の「まんが王国とっとり」が、第7回国際マンガコンテストへの参加作品の受け付けを継続している。作品の受け付けは既に4月に始まり、8月31日まで応募することができる。コンテストには、プロもアマチュアも、あらゆる年齢・出身国の人が参加できる。

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組織委員会のウェブサイトでは、コンテストの目的が次のように示されている。「個性あふれるまんが作品を発掘、顕彰することで、より多くの方にマンガに対して関心を持っていただくとともに、『まんが王国とっとり』の取組を広く国内外に発信することを目的とした取り組みです」。

すっぽんとねこみしか - Sputnik 日本
すっぽんとねこみしか 日本人がロシアの子どものための漫画を制作
応募作品の受け付けはどれほど集中的に進んでいるのか、日本以外にどのような国々からコンテストに作品が寄せられているのか、参加者らの中にロシアの漫画家はいるのか。スプートニクによるこれらの、そしてさらに他の質問に対して、まんが王国官房の黒崎智治係長が答えた。

スプートニク: 国際マンガコンテストは、今回で既に7回目となります。コンテストは毎回、鳥取県で行われているのでしょうか?また、平均でいくつの作品がコンテストに寄せられますか?さらに、コンテストにプロの漫画家は参加しているのでしょうか?

黒崎係長: このコンテストは鳥取県の事業ですので、すべて鳥取県で開催しています。2012年に第1回を開催し、以降年1回毎年開催しています。これまでは概ね500~700点のご応募をいただいています。昨年開催した第6回では、過去最多の705点のご応募をいただきました。プロの漫画家からの応募はあまりありません。当コンテストで受賞した後にプロになった方もいます。

スプートニク: どのような国々の代表者がコンテストに参加していますか?その中にロシア人はいるのでしょうか?また、今回のコンテストにはいくつの作品が既に寄せられていますか?

黒崎係長: 第6回には過去最多の25か国からご応募いただきました。第1~6回すべてに応募があったのはロシア、韓国、中国、台湾、ウクライナです。ほかには、香港、マレーシア、米国などから比較的多くご応募いただいています。ロシア人は第1~6回すべてにご応募いただいています。非常にありがたいことです。鳥取県はロシア沿海地方と友好提携を結んでいるほかハバロフスク地方とも友好交流関係にあるなど、ロシアと活発に交流しています。こうした背景もあって、多くのご応募をいただけているものと思っています。今回も、ぜひたくさんのご応募をいただきたいと思っていますので、貴社におかれましても情報発信にご協力いただけましたら大変うれしく思います。7月4日時点で36件、そのうち海外からの応募が3件(ロシア2件、台湾1件)です。

イリヤ・クブシノブのイラスト:漫画やゲームに対するロシア人アーティストの貢献 - Sputnik 日本
イリヤ・クブシノブのイラスト:漫画やゲームに対するロシア人アーティストの貢献
スプートニク: なぜ鳥取県を「まんが王国」と呼称されているのでしょうか?

黒崎係長: まんが文化への関心を高めること、そして「まんが王国とっとり」をたくさんの方に知っていただくことです。鳥取県は、日本を代表する漫画家、水木しげるさん(「ゲゲゲの鬼太郎」など)、青山剛昌さん(「名探偵コナン」など)、谷口ジローさん(「遥かな町へ」など、フランス芸術文化勲章受章)の出身地です。これらの漫画家、漫画作品に焦点を当てたまちづくり、観光振興などに積極的に取り組んでいます。例えば「水木しげるロード」や「名探偵コナンに会えるまち北栄町」などが代表的な取り組みです。こうした取り組みを通じて鳥取県をたくさんの方に知っていただき来ていただくことを目指し、私たちは自らの県を「まんが王国とっとり」と呼んでいます。

「まんが王国」によるコンテストの受賞者は、2018年12月に発表される。1位(最優秀賞)、2位(優秀賞)、3位(審査員特別賞)を占めた作品の作者は、それぞれ50万円、10万円、5万円の賞金を受け取り、また2019年2月に行われる授賞式にあわせて、鳥取県に招待される。

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