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オーストラリア・シドニー大学のバミニ・ゴピナス氏は「週1回オレンジや柑橘類を食べるだけで、目の状態は大きく改善する。私達が集めたデータは、オレンジの実と皮に含まれるフラボノイドが網膜を編成から守ることを示している」と語った。
大半の研究者は現在、食事や摂取する食材が体重だけでなく、脳や血管、心臓、ほかの重要な器官の健康に大きな影響を及ぼすと考えている。例えば最近、オリーブオイルと地中海料理を定期的に摂取することで脳卒中や心臓発作による死亡率を大きく下げる一方で、過度の塩の使用は心臓血管系の健康を損なうと証明する研究が出された。
食生活における柑橘類の割合のほかに、被験者が摂取する茶やりんご、ワインといったフラボノイドの摂取源がどのようなものか、そしてその働きに違いがあるかが調べられた。
観察が示すところ、1日1つのオレンジを摂取することで、部分的ないし完全な網膜変性の可能性を60%下げるが、他のフラボノイド摂取源による下げ幅は大きく減り、25〜30%となった。
研究チームが指摘するところ、今日、網膜変性症は高齢者の7人に1人が患っている。
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