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ロシアは今年4月から5月にかけて、米国債の形で保有する資産を960億ドルから150億ドルにまで削減。同サイトが指摘するところでは、これが米国における金利の上昇につながった。このことはトランプ米大統領の不満を呼び起こしている。高金利融資が米経済の成長を制限するからだ。
有価証券を手放す理由がロシアには数多くあったと、ビジネスインサイダーは指摘している。4月初めに承認された対ロシア制裁の後、米国債の取引にも制限措置が広がる可能性があるのだ。その他、米国債の形で保有する資産の削減によって、ロシアはルーブルを強化して外貨準備を多角化することが可能になると、同サイトは強調している。
だが、米政府にとってはるかに大きな脅威を与えているのは中国政府だと、ビジネスインサイダーではみなしている。仮に中国が米国債から脱し始めた場合、米経済にとっての結果は非常に深刻なものになるだろうと、同サイトはまとめている。
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