ロシア・シベリアの地区、アルコール全面禁止に関する住民投票実施へ

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シベリア・サハ共和国のジガンスク地区で9月9日、アルコール飲料の全面禁止に関する住民投票が実施される。サハ共和国の中央選挙管理委員会が、リア・ノーヴォスチ通信に伝えた。

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中央選管によると、住民投票の実施は、同選挙管理委員会によって承認され、9月9日に行われる。

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ジガンスク地区の中央病院のホームページでは、同地域の人口に占めるアルコール依存症者の割合が非常に高いと指摘されている。今年初めに薬物依存症の治療を専門とする医師が報告したアルコール依存症候群の患者は132人。なおジガンスク地区の人口は4282人(うちエヴェンキ人は2000人以上、ヤクート人は約1500人、エヴェン人は60人以上)。

ジガンスク地区の病院に務める薬物依存症の治療を行う精神科医のセミョン・ボリシャコフ氏は「同地域の死亡率を分析した結果、外的要因による死亡は酔っぱらっている状態で最も頻繁に起こっていることが示された。この住民投票は、間違いなくジガンスク地区の生活の向上に貢献するだろう。我々の祖先は、アルコールを含む飲み物を摂取する習慣がなかった。アルコールは北部の先住民族にとっては不自然なものであるため、この病気は有害で、悪化し続け、急速に個人の堕落につながる傾向を特徴としている」と指摘している。

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