スプートニク日本
オーストラリアのメルボルンにあるピーター・ドハーティ伝染・免疫研究所の研究者グループは、世界10カ国の78の病院で研究を行い、病院の細菌の抗生物質への耐性を調査した。結果、細菌感染症の既知の薬剤に対して高い耐性を持つ黄色ブドウ球菌の新たな菌株3株が見つかった。
学者らの結論は悲観的だ。新しい菌株の出現は、非常に高価で毒性のある新しい抗生物質が定期的に開発されても、細菌がそれらに適応することを意味している。問題は、医師たちが予防手段として抗生物質、さらには強力な抗生物質を使うことが多くなっていることであり、このようなアプローチは細菌の薬剤耐性の悪化を促進する。Nature Microbiology誌に掲載された。
関連ニュース