スプートニク日本
安倍首相はウラジオストクについて、「ロシアにとってアジア太平洋地域へむけたゲートウェイになっている」と指摘し、「これによってロシアはヨーロッパであるとともにアジアの国でもあり、ロシアとの関係を強化することによって日本もヨーロッパへ近づくことができる」と述べた。
ロシア大陸部と日本をサハリンを仲介して橋でつなぐ建設プロジェクトの将来性についての問いに安倍首相は「サハリン-北海道間およびサハリン-ロシア大陸間を橋またはトンネルで結ぶ提案は、まずはロシア側のサハリン-ロシア大陸間の鉄道建設の見込みやシベリア鉄道全体の近代化の状況を踏まえ、技術的な可能性、経済性の観点から専門家どうしで議論を交わす必要がある」と指摘し、補足して「シベリア鉄道の近代化ではプーチン大統領は輸送能力増強を進めている」と語っている。
安倍首相はまた、日露間で8月から日本の郵便物をシベリア鉄道を使って欧州13か国に輸送する事業が開始されたことを紹介し、船便と比較し、同じ料金で半分の日数可能であるため、日本はシベリア鉄道活用拡大の試みを拡大していることを明らかにした。