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問題となっているのは30年超前に開かれたパーティー。デボラ・ラミレスさんの話によると、カバノー氏はラミレスさんにくっつき、あるまじき性格のある行為を行ったという。
これに対してカバノー氏自身は、「述べられている35年前の出来事は、実際に起こったことではない。当時に私を知っていた人々は、現実には何もなかったと述べている。今回のことは、いつものような誹謗中傷だ。私は自分の名声と評判を守るため、木曜日(27日)の公聴会を待つ」と述べている。
ホワイトハウスもまた、今回の非難について、保守的見解で知られる同氏の判事指名を挫折させようとする民主党による試みだと評し、非難の内容を否定している。
カバノー氏とクリスティーン・ブレイジー・フォード教授は27日、上院での公聴会で証言することになっており、それぞれが自説を提示するとみられている。一方、上院民主党は、これでは不十分だと主張し、非難については2件とも米連邦捜査局(FBI)が捜査するよう要求している。
カバノー氏の判事指名は、アンソニー・ケネディ判事の退任を受けて、トランプ米大統領によって行われた。民主党は、仮にカバノー氏が最高裁判事となった場合、同裁判所内の勢力バランスが保守派有利に変わると警戒している。
これまでにカバノー氏に対しては、同氏からわいせつ行為を受けたとしてフォード教授が非難している。
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