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どうして不眠になるのか?
不眠を引き起こす要因はたくさんあるが、一番多いのはストレスと神経系の働きが全面的に不調をきたす場合。常に心配事やストレスを抱える状態で引き起こされる慢性的な不眠は治療の必要がある。
睡眠薬があまり効き目がないのはなぜ?
眠れないのは人生に満足していないからだという説もある。
「眠れないから仕事も勉強もうまくいかず、成績が上がらないと考えがちですが、実際は逆です。夢はやんわりと生活の中で何か変えないといけないよ、とアドバイスをしてくれているんです。ところが人間は夢の声に耳を傾けようとはせず、不眠の原因もわかろうとしないまま、どんな代価をしはらってもいいから、なんとか寝ようとしてしてしまうのです。」
付け加えて睡眠薬は体内組織には害をもたらす。眠ったはいいが、起きてもすっきりとせず、疲労もとれないことが多い。
では、どうしたら眠れるの?
まず内科医の診断をあおごう。どんな症状があるのかを伝え、そこから診察を受ける科を選択してもらう。こうした場合、神経科での診断を勧められることが多い。不眠を引き起こす要因は多岐にわたるため、心理的な病理、鬱が原因なのか、体のどこかが悪いのか、いろいろ調べてみなければならない。この際に大事なのは医師の正しい診断で、安易に睡眠薬を処方されたら元も子もない。不眠が起きている原因は患者各人様々で、万能な治療方法というのはないものの、それでもトライしてみて無駄ではない4つの方法がある。
たまった緊張をとりさる
アルコールが緊張をほぐすというのは嘘だ。緊張がとれたとしても一時的なもので、その後、体全体がおかしくなることだってある。
正しい食事をとろう
食事療法士の進める食事回数は、3度のしっかりした食事より5回から6回にわけた少量の食事。食べ過ぎることで消化系の作業は活発化する。ところが消化系が1日の作業ノルマを夜までに終えることが出来ない場合、眠りの質は悪くなる。また逆にお腹の空きすぎも眠りにはとても悪い。
眠りはあまりに照明が明るすぎても損なわれてしまう。遅い時間にガジェットやコンピューター画面の人工的な照明を見つめると、眠りと夜のホルモンとして知られるメラトニンの生成が妨げられてしまう。
ビタミン摂取から始めよう
理想としては体内のビタミン量を検査したほうがいい。特にB6は大事。体内で何らかのビタミンが足りず、それが組織の働きに障害をもたらしている恐れがある。いずれにしても総合ビタミン剤を常に摂取しておくほうがいい。
睡眠障害国際分類には80をこす病理が列挙されていることから、どんな不眠でも決して軽視せず、内科医と相談したほうがいい。正しい治療を行えば快眠が得られ、驚くほど快適に目覚めることができる。
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