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米ペンシルべニア州在住のある家族が長年可愛がってきた9歳のダックスフンドに大きな脳腫瘍が見つかった。腫瘍は数週間のうちにオレンジ大にまで肥大し、頭蓋骨を侵食し始めた。なんとか救う方法はないかと探すうちに飼い主はカナダのオンタリオ獣医学カレッジとゲルフ大学の腫瘍を専門とする獣医師らを探し当て、コンタクトをとったところ、獣医らからこの犬への執刀の同意が得られた。
A dog lost part of her skull to cancer, so researchers 3D-printed a plate to replace it https://t.co/GeDN5wPXuE pic.twitter.com/JRqPMZYyjz
— CNN International (@cnni) 29 сентября 2018 г.
獣医らはダックスフンドの頭部の断層写真を基に3Dプリンターを活用して頭蓋骨を復元し、除去しようとする頭蓋骨の部分とそっくり同じ形のチタン製のカバーを作成した。
4時間に及ぶ手術で獣医らは腫瘍と頭蓋骨の3分の2を取り除き、チタン製のカバーを移植した。術後、ダックスフンドは見事に全快。今や、唯一手術があったことを思い出させるのは、頭に残った傷跡と横にずれた耳だけとなった。
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