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ムニューシン長官は、「米大統領は、もし中国が、然るべき提案を検討に付したい、我々の科学技術を保護するため抜本的な修正を加えたい、そして公平な貿易収支を確立したいと考えるならば、我々は彼らの言い分を聞くと発言している。しかし、これについては全く急いでいない」と述べた。
また、「大統領がはっきりと発言し、また大統領の経済チームも大統領の意見を完全に共有しているが、我々には中国政府の約束を理由にしただけで関税導入プロセスを停止させるつもりはない。中国には、自国の立場を見直すことが必要だ」と付け加えた。
さらに、ムニューシン長官は、新たな貿易協定「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」の締結についてコメントし、同協定を「革命的」と評した。
先に、米国・カナダ・メキシコは3カ国による貿易協定を達成した。同協定の名称は今後、「北米自由貿易協定(NAFTA)」に代わりUSMCAとなる。トランプ米大統領は、11月末までに同協定に署名することを望んでいる。