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1度の地球温暖化はすでに確認している。危険な1.5度まではもう少しだ。海水面はこの20年で平均8センチ上昇。1.5度上昇すれば、海面は40センチないし60センチ上昇するおそれがある。
慈善団体「クリスチャン・エイド(Christian Aid)」の報告書によると、沿岸部に位置する都市の一部は徐々に「沈み」始めている。その中にはロンドン、ジャカルタ、上海、ヒューストンが含まれる。これら都市への海の進撃は、都市設計時のミスにより強まっている。例えば、上海に重量のある建築物を過度に作ったことにより、建物の下に土壌沈下が引き起こっている。同様のことが複数の巨大な摩天楼を建設したバンコクでも確認される。ジャカルタは地下水の汲み上げにより、毎年25センチ沈下している。町の約半分が現在、海面より下にある。ヒューストンは地下にある油井が枯渇するにつれて沈んでいる。ロンドンは最後の氷河期にイングランド南部の地層に形成された氷河が溶けることでゆっくりと沈んでいる。
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