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インディペンデント紙によると、制裁対象者リストの作成は英外務省が担っている。同リストに載った者には、人権を侵害した人物への制裁や入国制限について定めた通称「マグニツキー法」に基づき制裁が科されることになる。
同紙はまた、制裁に関する最終的な決定は捜査結果によると報じた。英外務省は当該問題への言及を拒否している。
カショギ氏は2017年からワシントンポスト紙の政治評論家として米国内で勤務していた。同氏は10月2日、トルコ・イスタンブールで行方が分からなくなっている。同氏の婚約者によると、在イスタンブールのサウジ領事館職員が結婚手続きを理由に同氏を領事館に招待したものの、婚約者の方は施設に入ることを拒否された。5時間後、領事館職員は婚約者に対し、「カショギ氏はすでに立ち去った。これ以上待つ必要はない」と伝えた。
一方、サウジ当局はカショギ氏が行方不明になったのは領事館を去ってからのことだと主張。サウジ当局はカショギ氏の失踪の真相解明にトルコ当局と共同で取り組んでいることを明らかにした。トルコのエルドアン大統領は、サウジ当局はまず当該事件への不関与を証明する必要があるとの考えを示した。
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