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戦いは始まったばかり
著名な振付師イリヤ・アベルブフ氏は、次のような見解を示した-
オリンピックで金メダルを2個獲得しているエフゲニー・プルシェンコ氏も、アベルブフ氏と同じ考えだ-
「女子シングルにおけるロシア人と日本人の競争は長く、フィギュアスケートへの関心は高まる一方だ。ロシアのジュニア女子の中には、来シーズンにはシニアで高い順位を目指して戦う準備ができている選手が10~15人いる。現在、日本の女子選手の中にも才能のあるジュニア選手がたくさんいる。だからロシアと日本の女子シングルの選手たちによる長期にわたる魅力的な露日の競争におけるマラソンが、私たちを待っているだろう」。
常に1番でいることはできない
ロシア功労コーチの称号を持つタチアナ・タラソワ氏は、次のような考えを表した-
「ザギトワ選手が2位になったことを劇的に捉えるべきではない。オリンピック金メダリストでさえ常に1番でいることは不可能だ。(重要なのは)アリーナのフリープログラムの『カルメン』が、演技を重ねるごとに面白さを増していることだ。アリーナが腕や心で音楽を聴いているのが感じられる」。
日本の氷の上では滑るのが楽
紀平選手は、グランプリファイナルのショートプログラムで、ザギトワ選手が持っていた80・78点の世界最高点を更新する82.51点を記録した。紀平選手にとって今シーズンはシニアデビューの年。日本とフランスで行われたグランプリシリーズで2連勝し、グランプリファイナルに出場した。紀平選手は、女子選手として公認大会でトリプルアクセル+3回転トウループのコンビネーションを史上初めて成功させている。
ザギトワ選手は今シーズン初めて優勝を逃した。出場したチャレンジャーシリーズのネーベルホルン杯、グランプリシリーズのフィンランド大会とロシア大会では優勝していた。
なおグランプリファイナルの4位は、日本の坂本花織選手(211.68点)、5位はロシアのソフィア・サモドゥロワ選手(204.33点)、6位は日本の宮原知子選手(201.31点)だった。
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