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ペスコフ報道官は、「プーチン大統領と安倍首相は、今回の(安倍首相によるロシアへの)実務訪問の結果に関して、報道向けに発言を行う」と述べた。
交渉日程は、プーチン大統領と安倍首相による会談で幕を開ける。会談は、モスクワ時間14時(日本時間20時)頃に始まる。
ペスコフ報道官は、「地域的諸問題の論議に加えて、もちろん、平和条約と2国間協力のテーマの論議が継続される」と発表。報道官によると、交渉はその後、拡大メンバーによる会談でも行われる。報道官は、「主として、この(拡大)交渉では、2国間協力の具体的なプロジェクトについて論議が行われる。これには、複数の大規模プロジェクトについても含まれる」と指摘している。
安倍首相は1月21日、モスクワに到着した。安倍首相は以前、プーチン大統領との今回の交渉について胸襟を開いたものとなり、平和条約問題の進展が得られるだろうとの期待を表していた。両首脳が会談を行うのは今回で25回目だが、政治家、専門家らの声明では領土問題についてはまさに今、交渉の新たに活発な段階が開始される。
安倍首相はロシア訪問の後、ダボスへと飛び、世界経済フォーラムに参加する。
平和条約交渉を活発化させることについてはプーチン、安倍両首脳は2018年11月、シンガポールの会談で合意に達していた。
毎日新聞の報道では、日本政府は平和条約問題を話し合うため、今春に再度、安倍首相のロシア訪問を組織する意向を示している。毎日新聞は2月、ドイツで河野、ラブロフ両外相が会談を実施する可能性を指摘している。
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