スプートニク日本
ベネズエラが今年の金準備の売却を始めたのは1月26日で、3トンの金が売却されたという。去年の大口の相手はトルコで、約9億ドル相当の金が輸出された。11月末時点でベネズエラの金保有量は132トン。
1月末、野党連合が多数派を占めるベネズエラ国会は、金20トンが国外に持ち出されようとしていると発表。その上で、金がロシアに向かうかもしれないという噂が立った。ロシア政府はこれを否定している。
反対に、ベネズエラの金がロシアで保管されており、政治危機が始まってからベネズエラに戻されたという説もある。ロシア中央銀行はこうした説を否定している。
2019年1月23日深夜から翌24日にかけて、ベネズエラではクーデターが試みられた。 ベネズエラ野党の指導者、フアン・グアイド国会議長はカラカスの路上で何万人もの支持者を前に集会を行った。米国は、ニコラス・マドゥロ大統領に対する反対運動のリーダーとなった、つい最近までほとんど世界に知られていなかった35歳のグアイド国会議長を支持している。カラカスでの反体制派によるデモンストレーションは、1958年に独裁者のマルコス・ペレス・ヒメネスがその座を追われた日にあわせて行なわれた。
関連ニュース