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在ウラジオストク日本国総領事館のプレスリリースによると、叙勲の理由は日露間の学術交流発展と相互理解の促進への多大なる貢献。旭日章は3月29日、中村耕一郎総領事によって授与された。
ラリン氏はスプートニクのインタビューに対し、露日国民間の相互理解促進に向けた貢献が日本でこれほど高く評価されたことに、感謝と誇りの気持ちを抱いていると述べた。ラリン教授の尽力により、極東大学では日本との共同プロジェクトが複数実施されている。例えば日本の学者、政治家、議員が出席する学術実践フォーラム「ウラジオストク・日本」だ。今年はまた、ロシア科学アカデミー極東支部の研究者と関西地域の研究者による第35回露日カンファレンスが開かれる。
© 写真 : Viktor Larinビクトル・ラリン教授
ビクトル・ラリン教授
© 写真 : Viktor Larin
このカンファレンスのユニークな点は長年続いているだけでなく、政治経済要因を上回る対話の優先性を示していることだ。開催時がソ連だろうが現代ロシアだろうが、露日間の政治関係が冷え込んでいようが温和だろうが、このカンファレンスの基盤となる特色、知的であることの重要性は変わらなかった。ラリン氏は次のように述べる。
「ロシア極東は太平洋地域の諸国と相互作用せずにはいられない。隣国の日中韓とは特にそうだ。だがこれら諸国との関係は経済的利益だけでなく、何よりも相互理解と互いへの敬意の上に作られるべきだ。私たちは互いの話に耳を傾け、理解するよう学ぶ必要がある。ロシアは意思決定と決定事項の実行における一貫性と忍耐力、責任感において日本の経験から学ぶべきだと考えている。これは戦略的思考でもある」
1875年に制定された旭日章は日本の上位勲章の1つ。1881年、欧州、ロシアから初めて旭日章を受賞したのは機械技師のイワン・ザルビン氏。ザルビン氏はロシア使節プチャーチン海軍中将がフリゲート「パラダ」に乗って日本を訪れた際の代表団メンバーの1人だった。
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