スプートニク日本
4日午前10時、天皇陛下と皇后さまが皇居の宮殿のベランダにお出ましになられ、訪れた人たちの祝意にこたえられた。ベランダにはほかの成年皇族方も立たれた。
天皇陛下は、即位後初めて一般の人たちを前に「ここに皆さんの健康と幸せを祈るとともに、わが国が諸外国と手を携えて世界の平和を求めつつ、一層の発展を遂げることを心から願っております」とのおことばを述べられた。
1日に即位した天皇陛下の初の一般参賀であるため、皇居前には開門数時間前に大勢の人が集まり、長蛇の列ができた。
皇居の警備担当者によると、午前7時の時点ですでに4万人を超える人が集まった。4日の一般参賀には、少なくとも17万人が訪れる見込みとされ、これを受けて警備が強化され、参賀者らは綿密な手荷物検査やセキュリティーチェックを受け、皇居周辺では数千人態勢で警備が行われた。
スプートニク特派員が訪れた時の一般参賀の待ち時間は平均3時間。だが参賀者らは天候に恵まれたため、待っているのはそれほど辛くないと語った。
© 写真 : Denis KorzhovРечь императора
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神奈川県から訪れた女性は「この間の天皇陛下が即位されてから天気が雨マークだったんですけどその時もいい天気で、今日もすごいいい天気で(病気だった)雅子さまを応援してる天気」と話した。
列に並んでいる間に「日の丸」国旗が配布されたが、国旗やプラカードを持参する人たちも大勢いた。
人々からは新たな「令和」の時代に平和や幸福を願う声が聞かれ、「君が代」のメロディーも流れていた。
川崎から訪れた年配の男性は「平和な時代に入ったなと思ってる」と述べ、この男性の奥さんは「もうちょっと頑張って令和でね。今までの平成と同じように令和も平和な時代でいっていきたいなという感じですね」と語った。
天皇陛下は4日、ベランダに計6回立たれた。最後の6回目は午後3時から行われた。