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グリエルモ・マルコーニ
イタリア出身の起業家、グリエルモ・マルコーニはロシアのアレクサンドル・ポポフ同様、無線通信の発明者の1人。マルコーニは地球外文明が存在するだけでなく、人類と接触する準備ができていると確信していた。
ニコラ・テスラ
電気工学および無線工学の分野におけるセルビア出身の発明家も、火星からの信号を受信したと主張。この声明はマルコーニの発表を20年早かった。マルコーニとは違い、テスラは定期的に繰り返される信号を記録。火星人からメッセージを受け取ったと確信していた。だが、テスラはその信頼性を証明できなかった。とはいえ、テスラが受信した信号は火星ではなく木星だったと訂正した上で、テスラの主張を信じた研究者もいた。
スティーブン・ホーキング
イギリス出身の理論物理学と宇宙論を専門としていたホーキング博士は、地球外知的生命体の存在だけでなく、その潜在的な危険性も信じていた。他の惑星から信号が送られても、反応するべきではないと考えていた。これは、地球外知的生命体の気性や意図を知らない以上、対立の可能性は拭えないため。さらに、地球には治療法が存在しない病気や、地球上の生物の免疫が耐えられない病気を運んでくる可能性もある。
ミハイル・ワシンとアレクサンドル・シチェルバコフ
地球外知的生命体の存在について直接的な証拠は欠けていたが、前述の研究者の仮説には支持者がいた。しかし、ソ連科学アカデミー会員のミハイル・ワシンとアレクサンドル・シチェルバコフの理論は、非専門家にさえあり得ないと考えられた。2人は月が人工物だと主張。外側の「装甲」層の下に密なメカニズム、もしくは居住可能な空洞があるとの仮説を立てた。
ワシンとシチェルバコフによると、地球外生命体が月を作り、その後、地球の周りを回る月の公転軌道に運んだ。その主な論拠は、月のクレーターが直径に対し、十分に深くないということだった。2人は、『月は精神の創造物(Луна – творение разума)』という寄稿文で仮説を詳細に説明ワシンとシチェルバコフはこれで人気を得たが、賛同者は現れなかった。
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