スプートニク日本
シントラ市の裁判所で開かれた公判で被告の警官らはアフリカからの移民に対し、人権侵害にあたる扱いを行ったとして有罪判決を受けた。警官らはモザンビークやアンゴラなど、旧植民地からポルトガルにやってきた青年らを迫害した罪で、いずれも懲役2か月から5年の有罪判決を受けた。
事の発端は2015年2月にさかのぼる。移民の多い地区に暮らす若者のグループがリスボン市内の警察署に押しかけ、拘留されている知人の状況を確認しようとした。その際、警官らはこの青年たちを72時間にわたって不当に拘束したとみられている。
裁判所は青年たちの行動に違法活動はなかったとして、警官らの行為を職権乱用とする判決を下した。