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国際生物多様性の日 生物の絶滅速度は予想以上に速い

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国際連合総会と世界中の自然保護団体は、5月22日を国際生物多様性の日と定めている。この日に向け、国連は、生物の多様性と自然環境の破壊が進む速度について報告書を発表した。報告書には50カ国の研究者145人が実施した科学的研究がまとめられた。

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生態学者らは、今日、自然環境は、人類史上類を見ないほどの速い速度で破壊されており、すべての生物種の25%の消滅が危惧されると警告している。

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国連の報告書は、今日の生態環境の危機の根本的原因は、現代世界で支配的な発展の経済モデルにあると、率直に言及している。この経済モデルは、人類の活動が自然環境に与える影響について一切考慮していない。

さらに今回研究者らは、従来、使用されてきた生物種の生殖の時間的評価システムが不正確であっことを明らかにした。このシステムは生物絶滅の速度をあまりにも楽観的に評価していた。国連の援助の下、研究者らは、地球上の生物種の世代交代のテンポの評価に関する新しいシステムを提案している。

たとえば、ネズミの世代交代はわずか数か月で図られるが、アフリカゾウは22年を必要とする。世代交代により多くの時間がかかる生物種ほど、自然環境への適応が遅くなり、完全な絶滅の恐れが高まる。

そうならないため、このような生物種は早々にレッドリストに登録する必要がある。そうした処置にも関わらず絶滅危惧種の救済が間に合わない場合、研究者らは、少なくとも脊椎動物のDNAを保存を行う意向。

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