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「それができるなら、私は顔を赤らめてしまうところです」というセリフは、アップル・シリの音声アシスタントが相手からあおるような質問を受けたり、猫なで声で話しかけられた際に発するもの。
ユネスコ報告の作成者らは、女性の声のデジタルアシスタントは、「渇望する相手の渇きをいやそう」するかのように演出してしまうことが多いと指摘している。その他にも、デジタルアシスタントは、ユーザーからの乱用または批判に対して、「か細い声で、または詫びるような口調で返答」を行う。報告書の作成者らはこれを、多くのコミュニティにおいて「女性は従順で、不当な扱いにも我慢強いという性に対する偏見を助長してしまう」ものととらえている。
こうした音声アシスタントの「女性」の本質を認めているのはアマゾンだけであることは指摘に値する。他の開発者らは、彼らのアシスタントは単なるAIであると主張すしており、ジェンダーについての質問を避けている。