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関係筋によると、ロシア海軍は汎用ドック艦2隻を発注する予定。うち1隻は2025年にも海軍に引き渡される見通しだ。
受注競争でもっとも優れたロシア設計局のプロジェクトが1つ選ばれるという。1隻につき、12から16機のヘリコプターを搭載できるよう設計する方針だ。
2011年、ロシアとフランスはミストラル級ヘリコプター揚陸艦の供給契約を交わした。
© AFP 2023 / Jean-Sebastien Evrardミストラル級強襲揚陸艦
ミストラル級強襲揚陸艦
© AFP 2023 / Jean-Sebastien Evrard
1隻目の「ウラジオストク」は2014年、12億ユーロで購入する予定だった。だがウクライナ情勢と対露制裁を受けて、当時のオランド仏大統領は引き渡しの延期を決定。引き渡しは中止され、2015年、ミストラル級ヘリコプター揚陸艦はエジプトに売却された。
昨年8月、ロシアメディアで国産ヘリコプター搭載艦開発の必要性に関する議論が燃え上がった。マントゥロフ産業商務相は、ミストラル級ヘリコプター揚陸艦に代わり、ヘリ搭載可能な汎用揚陸艦を造船すると発表した。
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