問題のボーイング737機 生産プログラム責任者が退社 ブルームバーグ

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米ボーイング社は30機の737MAXの契約なしに終わった。59億ドル(約6400億円)相当の契約は、最大の競合他社、欧州のエアバス社に移った。

サウジアラビアの航空会社フライアディールは、ボーイング737MAXの購入契約を撤回。同社はボーイングと、737MAXの30機購入と追加で20機のオプション契約を結んでいた。

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BBCによると、契約は実現していれば59億ドル相当で、ボーイングは大幅な割引をしていた。だが契約は撤回。ボーイング社は理由として、求められる機体の搬入スケジュールを満たせないためだと発表した。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ボーイングに代わり、フライアディールは55億ドル超(約5970億円)でエアバスのA320neoを50機購入する。同機は737MAXの競合機だ。A320neoの第1弾は2021年、フライアディールに搬入される予定だ。

この1年間で、2機の737MAX型機が墜落した。墜落事故を受け、露米中日、EUを含む多くの国が、墜落の確かな原因が判明するまで、自国の空域における737MAXの運用を禁止した。

昨年10月、ボーイング737MAX8がインドネシア沖で墜落し、乗っていた189人は全員死亡した。今年3月には737MAXがエチオピアで墜落し、157人が死亡した。その後、各国で同型機の運行が禁止された。

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