反対派は、引き渡し法の改正により、香港に逃亡した中国の汚職官僚のみならず、中国政府の政策に反対する活動家たちを裁判にかけるために、中国本土へ送還することが可能になると危惧している。
5日は逃亡犯条例の改正案に反対するゼネストが呼びかけられ、警察と一部の若者らが香港各地で激しく衝突した。この抗議活動により警察は148人を逮捕したと発表した。
香港では6月9日に100万人が参加したデモが行われ、改正案に反対する人びとが街に出た。改正案が採択された場合、香港が身柄引き渡し条約を結んでいない台湾、マカオ、中国本土などの対象にも引き渡し先が拡大される。