トランプ政権はトルコがロシア製ミサイル防衛システム「S400」を購入したのに反発して米最新鋭ステルス戦闘機「F35」生産からトルコを排除し、同国への売却を凍結した。さらに米財務省は今月、トルコに対し制裁を検討していると表明した。
しかし、エルドアン大統領はトランプ大統領と約2週間前に電話会談し、パトリオット購入を巡り協議したことを明らかにした。そのうえで、「S400の購入規模にかかわらず、トルコが特定のパトリオットを米国から購入することは可能だ」と言明した。
さらに、ニューヨークで来週開催される国連総会の合間に、トランプ大統領と詳細について協議することで一致したと述べた。
ロシアとトルコは2017年12月に、4基のS400をトルコに供給する合意を締結している。契約金額は25億ドル(約2625億円)。米国は、二国の合意に反発、2年にわたりトルコ政府に対してS400に代わりアメリカのパトリオット・ミサイル防衛システムを購入するよう説得してきた。
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