ビゲロ―・エアロスペース社、スペースX社船で旅行者を国際宇宙ステーションに運ぶ計画を断念

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ビゲロー・エアロスペース社は、法的問題と希望者不足から、旅行者をイーロン・マスク氏のスペースX社の有人宇宙船で国際宇宙ステーション(ISS)に送る計画を断念する。ビゲロ―・エアロスペース社のロバート・ビゲロ―CEOが明かした。

ISSの様々なアセット所有者である11者の法務部と合意できない場合、またISS渡航に約5200万ドル(約55億6400万円)を支払う希望者が見つからない場合、ISSに旅行者を送る計画は実現しない可能性がある。

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ISSでの生活:20周年を迎えた宇宙ステーション
6月初旬にNASAは、2020年以降、宇宙旅行者は年に2回、アメリカの有人宇宙船でISSに飛び立つことができると発表した。ビゲロ―・アエロスペース社は、この可能性を実現させるために巨額の出資をしたと語る。

旅行者の宇宙飛行はロシア船ですでに実現

これまで、旅行者がISSに飛ぶ手段はロシアの宇宙船「ソユーズ」号に限定されてきた。2001年から2009年まで、スベース・アドベンチャーズ社との契約で、ソユーズ号はISSへ7名の旅行者を運んだ。そのうちアメリカのチャールズ・シモニー氏は2度飛行している。ソユーズ号でのISSへの10日間の渡航費は、年によって異なるが、旅行者一人あたり2500万ドル(約26億7500万円)から5000万ドル(約53億5千万円)だった。

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