英スコットランド国教会 200万ポンド分のヴァイキングの財宝発見者に訴訟

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英スコットランド国教会は、スコットランド南西部エア市に住むデレク・マクレナさん(52歳)を相手取って訴えを起こした。国教会は、マクレナさんが同教会の領地で極めて価値の高いヴァイキングの財宝を発見したにもかかわらず、その価値の半分に相当する額を教会に渡さないことを訴訟の理由に挙げている。英「インディペンデント」紙の電子版がつたえている。

マクレナさんは2014年、スコットランドの浜辺で10世紀に作られたと思われる数個の銀のブレスレット、金の指輪、七宝焼きの十字架、鳥を模した金のヘアピンなどを発見した。

​マクレナさんの発見から3年後、財宝はスコットランド国立博物館に198万ポンド(約2億6585万円)で買い上げられた。

​スコットランド国教会は、マクレナさんの発見は国教会の土地で行われたと主張している。

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スコットランドの法律では、土地の所有者はその地で発見された財宝の引き渡しを発見者に対し要求できない。ところが、マクレナさんは発見された財宝の半額分をスコットランド国教会に渡すと書面で合意していた。

同国教会の代理人によると、マクレナさんは国教会との約束を守らず、コンタクトを避けているため、国教会側は訴訟を通して財宝の半額分を手に入れる決意を固めた。

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