国際原油価格が1%上昇 中東のリスク拡大を背景に

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国際原油価格は23日、米国がイランへの制裁を実施したことから、地政学的緊張が高まったことを背景に確実に上昇した。米国の制裁はサウジアラビアの石油施設に対するドローン攻撃に関わったもの。

日本時間14時16分の段階で、北海ブレント原油先物11月限の価格は1.1%高の1バレル64ドル99セントに、WTI原油先物11月限の価格は1.1%高の1バレル58ドル73セントとなった。

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防衛省 サウジでの石油施設攻撃を考慮 ドローン対策で研究強化
米国政府は20日、イランの中央銀行と国家発展基金に対し、制裁を導入することを公表した。これはサウジアラビアの石油施設へのドローン攻撃に関わって米国政府がイラン政府を非難したが、そうした嫌疑をイラン政府が否定したことによる。米国ドナルド・トランプ大統領は、新しい制裁はこれまでで「もっとも厳しいもの」と呼んだ。

また、23日の早朝に「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙が情報筋を引用し報じたところによれば、ドローンによる攻撃後、サウジアラビアの国営石油企業「サウジアラムコ」による供給再開には数ヶ月かかる可能性があるという。

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