ロイター通信は、「サウジアラビアは、石油施設への攻撃の後に喪失した採掘量を約75%にまでもどし、来週のはじめには供給レベルは以前の水準まで回復する」と情報筋からの話を報じた。
フライスの油田採掘は現在1日あたり130万バレル超、アブカイクは1日あたり約300万バレルと報じられた。
最大の輸出大国であり、3大産油国の1つであるサウジアラビアは、同国の原油施設への土曜日の攻撃の後、2分の1以上となる生産削減を行うことを表明した。その規模は、1日当たり通常約980万バレルを570万バレル削減するというもの。サウジアラビアのエネルギー相は17日、備蓄の使用により原油供給は以前の水準に戻り、攻撃で落ち込んだ生産量は半分回復したと発表した。
それにもかかわらずサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは、日本の石油元売り大手JXTGエネルギーに、油種の変更を準備していることを伝えた。