国連総会に出席したリビアのサラージ暫定大統領は演説の中で、ハリファ・ハフタル司令官率いるリビア国民軍の攻撃による犠牲者は3000人に達することを明らかにした。
演説の中でサラージ暫定大統領はハフタル司令官の指揮下にある部隊が民間施設に対して空爆を行っているほか、空港や病院など、極めて重要なインフラ施設に攻撃を加え、甚大な被害をもたらしているとした。さらに、未成年を戦闘行為に巻き込んでいると批判した。
そのうえで、サラージ暫定大統領はハフタル司令官をはじめとする人物に対し、国際刑事裁判所による処罰を訴えた。さらに、国連に対しては、調査グループをリビアに派遣し、人権侵害の現状の速やかな確認を求めた。
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