プーチン大統領は国際ディスカッション・クラブ「ヴァルダイ」の総会で、「今日、グローバルな問題の解決はアジア抜きには絶対に不可能であることは明白だ」と語った。
プーチン大統領は、従来の「古い記憶」に沿って、グローバル性、普遍性を要するような問題をアジア抜きに解決しようすることはできるものの、果たしてその解決に「合法性、実践的な意味、価値があるかというと、かなり疑わしい」と指摘している。
プーチン大統領はさらに、アジア諸国はいつの時代もロシアにとって重要であり、特殊な意味を持ってきたと補足した。またロシアとアジア諸国の関係についてはプーチン大統領は、今日に始まったわけではなく、歴史に裏うちされているとし、アジアはいつも「特別な感情を呼び起こし、どこか謎めき、神秘的な存在だった」ことから、常に知識人の関心を呼んできたとも指摘した。