世界の食料の33%が廃棄 国連の報告書で明らかに

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世界の飢餓は絶えず増加しているが、世界では毎年、食料の3分の1以上が廃棄されている。国際連合食糧農業機関 (FАО)が発表した。

どうして問題なのか?

この33%の食料損失を重さに換算すると、食料13億トンに相当する。その結果、世界経済は毎年1兆ドル(107兆円)の損失を出している。追加の環境費用はさらに7000億ドル(74兆8500億円)を、そして、社会的費用は9000億ドル(96兆2400億円)を「食べている」。だからこそ、国連は食料廃棄物の損失を減らすための政策の制定に真剣に取り組み始めた。

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飢餓との戦いを趣旨とした世界最大級の人道団体である国連の国際連合世界食糧計画(WFP)は、食料の浪費を止めることを主な目的とした世界的なキャンペーンを開始した。

解決策はあるか?

WFPは、世界では年間40億トンの食料が生産されていることに関して世界中の国々に対して注意を促している。これだけの食料があれば、今日の地球上に住むすべての人々に腹いっぱい食べさせることができるのだ。しかしそのためには、食料を慎重に扱い、賢く使う方法を学ぶ必要がある。

その例として、WFPの専門家らは、レストランや店のオーナー、そしてすべての市民に対し、余分な食料を購入したり、知恵をひねれば救いようのある食べ物を捨てないように呼びかけている。専門家らによると、食品の保存条件が改善されれば、食品廃棄物の削減につながるという。

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