この行動には20の新聞社やテレビ局、ニュースサイトが参加し、その中にはオーストラリアの主要紙である「デイリー・テレグラフ」や「ヘラルドサン」「アドバタイザー」も含まれる。修正が加えられた1面には「秘密」の文字印が赤色でスタンプされた。
ある新聞の声明は、「これは、政府は人々から情報を隠そうとし、そのために法律がメディアの自由を奪おうとする暗い未来への警告だ」と強調した。
言論の自由を守る大規模な行動は、この数年、オーストラリア議会で可決された一連の連邦法に対する対応だ。
言論の自由を守る闘い
オーストラリアでは、多くの国々と異なり、メディアの自由に関する原則が憲法に規定されていない。2018年に国家当局は、反スパイ活動に関する一連の法律を可決し、それらの法律がジャーナリストらの言論の自由をいっそう規制するものとなった。政府活動の秘密情報漏洩に対し、報道機関の代表が実刑判決を受けることとなった。