同紙によれば、「軍の指導部はGPS機能の脆弱性を不安視している」という。これは、昨年ノルウェー北部で実施されたNATO軍による大規模演習「トライデント・ジャンクション」の中で明らかにされた問題。
以前、ノルウェー国防省とフィンランド外務省は、昨年の10月25日から11月7日にかけてNATO軍が実施した演習「トライデント・ジャンクション」で、GPSシステムの機能が妨害を受けたとしてロシアを非難した。NATOは、民間でも使用されているGPSシステムのシグナルへの干渉は危険で無責任なものだと表明した。
ド・モルゲン紙によれば、「演習と訓練の過程でとりわけ注意が向けられたのは、地形図とナビゲーション用のコンパスを再び使用することだった」。
ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は記者団に対し、「現在、あらゆる問題をロシアの仕業として非難する傾向」があるとし、概して「これらの非難には根拠がない」と語った。