ムニューシン長官は訪問先のサウジアラビアでインタビューに応じ、ペンス副大統領が停戦交渉のためにトルコを訪問した際、追加制裁を巡る文書が用意されていたことを明らかにした。そのうえで、交渉が難航した場合、追加的な経済制裁の導入が計画されていたと述べた。
ムニューシン長官は「文書はまだ保存されている」とつつ、米国は現状に満足しているため、制裁発動する必要は現時点のところ見当たらないと述べた。
プーチン大統領とエルドアン大統領は22日、ソチで6時間に及ぶ首脳会談を行った。会談後の記者会見でプーチン大統領はシリアとトルコ間で続く緊迫した情勢の解決につながる決定が下された、と発言した。
この会談により両首脳はシリア領土内でのいかなる分離独立計画も認めず、またトルコの安全保障に向けて協力することを確認した。
また、クルド人の戦闘員と武器をトルコ国境から30キロ以上離れた地域に撤収させることで合意。ロシア軍とシリア軍がこの地域に入り、クルド人武装勢力の撤退を監視することとなった。
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