結果、回答者の52%が「死刑を再導入するべき」と答え、30%が「モラトリアムを継続するべき」(死刑を廃止するのではなく、死刑の執行を停止)と答え、死刑の完全な廃止を支持したのはわずか8%だった。
また調査によると、大多数のロシア人(69%)が、未成年に対する性犯罪(68%)、殺人(57%)、テロリズム(53%)などの複数の犯罪に対しては死刑が宣告されるべきだと回答した。なお回答者の21%が逆の意見を示した。
またロシアで1996年に導入された、死刑が宣告されても執行はされない死刑執行のモラトリアムについては、ロシア人の約半数(45%)が導入は間違っていたと考えており、37%が間違っていなかったとの確信を示し、18%がわからないと答えた。
サラトフでの殺人事件
ロシアのサラトフで7歳の少女が通学途中に行方不明になり、遺体で見つかった殺人事件が起こった後、ロシアでは死刑の再導入に関する問題が提起された。