トルコ政府関係者らは米下院がオスマン帝国末期に発生したアルメニア人150万人の殺害をジェノサイドと認定する決議案と、トルコ政府高官や軍関係者に制裁を科すよう求める法案を可決したことを受け、エルドアン大統領が訪米を中止する可能性があると話していた。
しかし、トルコ政府関係者らは6日、エルドアン大統領の訪米は予定通り行われると述べた。訪米はトランプ氏が招請していた。関係者によると、今回の電話首脳会談では二国間の問題や中東情勢が話し合われた模様。
電話会談を終えたトランプ大統領は「非常にいい会話ができた」とツイッターに投降し、エルドアン大統領の訪米を歓迎する姿勢を見せた。
Just had a very good call with President @RTErdogan of Turkey. He informed me that they have captured numerous ISIS fighters that were reported to have escaped during the conflict – including a wife and sister of terrorist killer al Baghdadi….
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) November 6, 2019
米議会では、シリア北部でトルコが実施した軍事作戦や、トルコ政府によるロシアの地対空ミサイルシステム「S400」の購入を非難する声が高まっているものの、トルコ政府関係者は、エルドアン大統領とトランプ大統領の信頼関係は固いと語っている。