番組の調査で、給仕係のほかに客室乗務員、美容販売員、企業受付にメガネ着用が禁止されていることが分かった。どのケースも、雇用側・経営側は禁止の理由を明らかにしている。
女性給仕係がメガネを着用できないのは、和服を着る場合。メガネは外国から入ったもので日本の伝統的な美と調和しないという理由だった。
和食でお仕事してきて1番疑問なのが、「眼鏡は外してね」と言われる事。大きなお店でも個人店でも9割注意される。何でですか?と聞いた事があるんだけど、「着物に眼鏡はおかしいでしょ」とか「お料理出す時落としたらどうするの」とか「眼鏡越しにお客様見るのは失礼よ」等と理解に苦しむ理由ばかり。
— 着物きたソムリエ@英語勉強中 (@wine_kimono) October 16, 2019
企業受付は訪問客に親切でいなければならないが、経営側の考えではメガネは冷たい印象を与えるという。
ツイッターでは熱い議論が繰り広げられた。客室乗務員と美容販売員についてはまだ常識の範疇の理由だが、給仕係と企業受付に関しては「本気で言ってるの?」という反応を見せたユーザーもいた。
First makeup 💄
— Kurumi Mori (@rumireports) November 8, 2019
Then heels 👠
Now glasses 👓
What to highlight next? #Japan #メガネ禁止https://t.co/ps5UFZg5A2
目の病気などでコンタクトレンズを使用できず、メガネを常に着用しなければいけない人もいる、という声も出た。さらには「メガネは表情を柔らかくする」という意見もある。特にメガネっ子ファンは今回憤慨している。
女性の眼鏡着用を禁止する企業が話題になっていますが、みなさんはどう思われますか?#メガネ禁止
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) November 6, 2019
もちろん、これら職業のメガネ着用禁止は男性にも適用される。しかし日本では給仕係、客室乗務員、美容販売員、受付の大半は女性であることを忘れてはならない。これは「ジェンダー差別と非常に似ている」と指摘するユーザーもいる。
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