ノートルダム大聖堂の尖塔をめぐり、再建責任者らが論争

© Sputnik / Natalia Seliverstova / メディアバンクへ移行大聖堂の尖塔の使徒たちの彫刻
大聖堂の尖塔の使徒たちの彫刻 - Sputnik 日本
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今年4月の火災で崩壊した仏ノートルダム大聖堂の尖塔の再建をめぐり、ノートルダム大聖堂の修復の主任建築家フィリップ・ビルヌーブ氏と、再建を担当するジャン=ルイ・ジョルジュラン将軍の間で論争が起こった。テレビチャンネルBFMTVが報じた。

BFMTVによると、ビルヌーブ氏は大聖堂の尖塔を火災前の姿に復元することを主張している。一方、マクロン仏大統領によって再建担当者に任命されたジョルジュラン将軍は、この案に反論している。なおマクロン大統領は尖塔をより近代的にしたいとの希望を表明したという。

BFMTVによると、13日に行われたフランス国民議会の委員会会議で、ジョルジュラン将軍はビルヌーブ氏に対して辛辣な意見を述べた。ジョルジュラン氏は、「ノートルダム大聖堂、パリ、そして世界のための最善の選択」がなされるため、ビルヌーブ氏に黙るよう求めたという。

ノートルダム大聖堂で大きな火災

パリのノートルダム大聖堂で大きな火災 - Sputnik 日本
「屋根付きミキサー」ノートルダム再建案が続々
4月15日、ノートルダム大聖堂で大規模な火災が発生した。尖塔が崩壊し、支持構造は炎に包まれた。消防によると、建物の骨格は残り、大聖堂に保管されていた重要文化財は運び出された。

マクロン大統領は、5年以内に大聖堂を再建するとの大きな目標を表明した。

先に、ノートルダム大聖堂の修復案を募るコンクールで、中国人デザイナーのプロジェクトが優勝した。

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