主役のキャット・ベイカーを演じるのは英国女優カヤ・スコデラリオ。
かつてトップ選手だった主人公のキャットは頭部外傷のせいで女子シングル選手としてのキャリアが脅かされている。しかし、キャットにはペアの選手に転向してオリンピック出場への夢を追うチャンスがある。キャットはカリスマ的なパートナーと出会い、怪我のトラウマと戦っていく。
スケートのシーンは、プロのスケーターが演じるようだ。キャットのパートナー役では元フィギュアスケーターのディラン・モスコビッチ(カナダ)がそのシーンを代役する。モスコビッチは2014年ソチ五輪のフィギュア団体戦の銀メダリスト。
また、2008年世界選手権銅メダリストのジョニー・ウィアーはキャットらのライバルを演じる。
近年、フィギュアスケートをテーマにした作品が増えている。2017年にはロシア映画の「アイス(英題)」、米映画の「キス・アンド・クライ」が公開。ほかにも、1990年代のフィギュアスケート界の事件を描いた「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」、2018年公開の「ソーニャ ザ・ホワイト・スワン」などがある。