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WADAがソチ五輪の露選手ドーピング疑惑を再調査へ
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世界アンチ・ドーピング委員会(WADA)のギュンター・ユンゲル調査委員長はモスクワ反ドーピング研究所から新たなデータが得られたとして、2018年にスポーツ仲裁裁判所(CAS)がドーピングへの関与を完全、あるいは部分的に潔白としたロシア選手に対する調査を再開する意向を示した。 2019年12月19日, Sputnik 日本
2019-12-19T12:53+0900
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ロシア, 国際, スポーツ, 社会, ロシア・スポーツ界のドーピングスキャンダル
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WADAがソチ五輪の露選手ドーピング疑惑を再調査へ
2019年12月19日, 12:53 (更新: 2022年4月27日, 22:46) 世界アンチ・ドーピング委員会(WADA)のギュンター・ユンゲル調査委員長はモスクワ反ドーピング研究所から新たなデータが得られたとして、2018年にスポーツ仲裁裁判所(CAS)がドーピングへの関与を完全、あるいは部分的に潔白としたロシア選手に対する調査を再開する意向を示した。
2018年2月にCASはソチ五輪に参加したロシア選手で、そのうち39人に対し、ドーピングへの関与を完全、あるいは部分的に否定した。その判決はカナダの法律家リチャード・マクラーレン氏がロシア選手に対して行ったドーピング関与の調査報告書に基づいており、同氏が調査対象とした選手の中には5人の五輪金メダリストと9人の世界王者が含まれている。
ロシア選手の弁護人としてCASに出廷した1人はモスクワ反ドーピング研究所の元職員だった。その後、研究所のデータベースを調査したところ、同氏がデータの改ざんに関与していたことが明らかとなった。そのため、同氏の証言は信ぴょう性に欠けるとの判断をユンゲル氏は下した。
sportschau.de.紙の報道によれば、研究所の元職員は国際五輪委員会(ICO)の審理で証人として出廷していた。その元職員が研究所内で利用していたアドレスのメール履歴は削除されていたが、WADAは削除されたデータの復元に成功した。そのうえで、ギュンター氏はこれらのデータをIOCに提出し、研究所の元職員がデータの改ざんに関与していたことを報告する見通し。そして新たなデータが得られた以上、ロシア選手に対する調査は部分的に再開される、とギュンター氏は語った。
WADA理事会はロシアに今後4年間、世界的な大会、国際試合への参加を禁じることを決めた。五輪も世界選手権への出場権もロシアから剥奪される。
この決定は12月9日、スイス、ローザンヌで行われたWADA理事会の会議でとられたもの。来年夏には2020年東京五輪、パラリンピックが、また2022年には北京での冬季五輪、パラリンピックが迫っている。
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