プーチン大統領 中国との軍事同盟の創設を否定

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ウラジーミル・プーチン大統領は年次大型記者会見で中国との軍事同盟の創設の可能性について、また、アジアでの陣営対立が始まる可能性についてコメントを行った。

プーチン大統領は、「私たちは中国と軍事同盟は結んでおらず、またそうしたものの創設も予定していない。しかし、東アジアでは米国と日本、韓国といった国々がこのような同盟の創設を志向している。我々はこれを見ており、そしてこれは非建設的であると考えている。このことからは何もいいことは起こらない」と指摘した。

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プーチン大統領は、ロシアと中国の協力は防衛技術分野を含む、広い範囲で発展していると強調した。またレーダーサイトは防衛に特化したシステムといえる。

プーチン大統領は、「中国は自力で早期警告ミサイル攻撃のレーダーサイトを創設することが可能だ。だが我々が援助を行えば、これをより早く創設でき、我われの戦略的パートナーである中国の国防力に質的な影響を与えることとなると私は考えている。しかし、これは防衛だけを目的としたシステムだ。こうしたシステムをいまのところ保有しているのは米国とロシアだけである。このシステムは 、攻撃を促進するものではなく、自国領土の防衛を前提としている」と語った。

レーダーサイトとは、弾道ミサイルの発射を検出し、軌道を計算し、その情報を司令センターに伝達する特別な技術的複合体。ミサイル攻撃を最も早い段階で発見、検出することができる。今日、世界でこのシステムを保有している国はロシアと米国を置いてほかにはない。

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