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『HBOに自分の物語のドラマ化を許可した覚えはない』=チェルノブイリ原発事故作業員の未亡人
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リュドミラ・イグナチェンコさんは、彼女の人生をベースに米テレビシリーズ「チェルノブイリ」が製作されたことに関し、自身のストーリーのテレビドラマ化を許可したことはないと語り、シリーズ放映後に批判を受けたことに対してコメントした。英国インデペンデンド紙が伝えている。 2019年12月24日, Sputnik 日本
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社会, ロシア, 国際, 米国, 文化, チェルノブイリ
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『HBOに自分の物語のドラマ化を許可した覚えはない』=チェルノブイリ原発事故作業員の未亡人
2019年12月24日, 22:15 (更新: 2022年12月3日, 15:24) リュドミラ・イグナチェンコさんは、彼女の人生をベースに米テレビシリーズ「チェルノブイリ」が製作されたことに関し、自身のストーリーのテレビドラマ化を許可したことはないと語り、シリーズ放映後に批判を受けたことに対してコメントした。英国インデペンデンド紙が伝えている。
リュドミラさんは、チェルノブイリ原発事故後に大量被ばくにより最初に亡くなった消防士の一人、ワシーリィさんの妻。テレビシリーズでは彼女の役は米女優のジェシー・バックリーさんが演じた。
リュドミラさんは「私の話が
テレビドラマになると聞いた時、胸が痛んで嫌な気持ちになりました」「事態は発展し、記者たちが家まで押しかけ、ドアが閉じないように足を突っ込み、インタビューを取ろうとしました」と語った。
チェルノブイリ原発事故当時、リュドミラさんはワシーリィさんの子を宿していた。その子は生後4時間で死亡。リュドミラさんは、妊婦だったにもかかわらず病院の夫を見舞っていた様子がテレビドラマで描かれ、そのことで攻撃されたと語った。
リュドミラさんはまた、撮影終了後に謝礼を提示されたが、それは詐欺行為になると考え、受け取らなかったと打ち明けた。
米テレビチャンネルHBOおよびSkyはリュドミラさんの訴えを否定している。「撮影クルーは撮影前、撮影中、撮影後と何度も彼女と話をした」「リュドミラさんはすべてを話し、要望を言うことができたはず。彼女は私たちとのやり取りの中で、自分と夫ワシーリィの話を使用することに一度として反対しなかった」。
「チェルノブイリ」は1986年のチェルノブイリ原発の惨事を描いた作品で、その処理をめぐる英雄的な闘いを描いた5話シリーズ。米国のテレビチャンネルHBOで放映された。サイト「インターネット・ムービー・データベース(IMDb)」は、同サイトの利用者が選ぶ史上最も人気のあるテレビ番組ランキングを発表し、米テレビ局HBOのミニシリーズ『チェルノブイリ』が1位になった。